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管理薬剤師のひとりごと


東洋医学では古来「医食同源」と言う言葉があります。

 病気をなおすのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだと云う意味です。
 現在のの日本人の食生活を考える時、あまりにも軽視されていると思われます。

運動量が少ないにもかかわらず、カロリーの取りすぎや食事のバランスを考えず、栄養分のかたよりが多い様です。
肉類、甘い物、コーヒー、アルコール、嗜好品、刺激物などの取り過ぎが特に若い人に見られます。
繊維食品や野菜など、昔と比較して摂取量が減少しています。
食事を摂らなくてもサプリメントで補えると誤解している人が大変多い様です。

−絶対に食事の手抜きをしてはいけません−

 「腹八分目」を心がけ、ストレスをためない様気分転換を図り、嗜好品の取り過ぎに注意する事が大切ではないでしょうか。

「早起きは三文の得」
と云うことわざがあります。早起きをするとなにかしら得になりますと云う意味です。
 なにかしらの意味は、金銭的に恵まれると云う様な次元の低い話しではなく、健康を保つ養生の基本を云っているのではないかと思います。
 人間の体には朝になると目覚め、夜になると眠ると云う、体内時計が体に刻みこまれています。これらのもとは「朝太陽が昇り明るいうちに仕事をして、夕方太陽が沈み夜暗くなる頃疲れて眠りに就く。」と云う事が体を維持するのにより自然で合理的であるわけです。

 原始時代からの人間の長い歴史の中で生きる上で日光の明るさ、暖かさが生活に不可欠で有ったわけで、人間の体は朝、太陽の光にあたり体内時計がホルモンの分泌や、脳、神経、臓器の働きがそれぞれ連携して活発に働く様になります。
 人間の体は自律神経の指示により内臓が活発に働き、ホルモンが分泌され維持されます。自律神経は交感神経と副交感神経にわかれ、太陽が昇ると体の活動を活発にする交感神経が活発になり、太陽が沈むと体を休める副交感神経の働きが活発になります。両者のバランスが保たれる事が重要です。その様なわけで、人間本来の体のリズムにあわせ睡眠と活動をする事が大切です。
 ところが文明人は、太陽の変わりに人工的な明るさと暖かさを得た事により「早寝早起き」は死語になりつつあります。昼夜逆転の生活があたりまえになっても体内時計は変えられませんので、交感神経と副交感神経の働きが適応できず失調して、朝起きるのがつらい、食欲がない、だるい、夜眠れない、いらいらするなどの不定愁訴や、子供においてはからだや脳の発育にも悪影響が及び、心身とも不健康になります。長期にわたりこの様な状態が続くと病気の遠因になり、昔に比べ多くの文明病が増加傾向にあります。

原点に立ち返って、

先ず早寝早起きを励行する。
 夜は遅くとも10時までに布団に入り朝は6時までに起きる様になりますと、朝食は抜く事なく食欲がでて美味しく食べられる様になります。

三食はきちんと時間をかけてバランスの良い食事を心がける。
 朝食は抜かないできちんと食べましょう。活力がでないばかりか抜くと肥満の原因になります。
 食事はよく噛んで食しますと良く消化され脳の働きも活発になりますし、適量で満腹になり過食を防ぐ事にもなります。

ストレスをうまく解消するように
気分転換をはかる事は大切です。なにか

趣味に没頭するのは大変良い事ですが頭を使うより、
からだを動かすスポーツや散歩なので汗をかいたり、
発声するカラオケや友人とのおしゃべりは気が巡り心身ともすっきりとして気持ちが良いです。
入浴はぬるめで長めを心がけると血行が促進され心身ともリラックスして心地よい疲労感がえられ睡眠へと導きます。

体調不良になりますと

不養生を正す事なく多くの人は過度に薬に依存します。
また薬を服用する場合生活態度を正さないと治る病気も早く治りません。
病気を治すのは貴方自身の節制にかかっている事を自覚すべきです。