目次

◇ トップページ ◇

一二三堂薬局
漢方薬局と
漢方薬の選び方
地図とアクセス
漢方薬局の価格と
種類
漢方薬について
相談の多い病気
代表的な漢方薬
Q&A
(よく質問される事)
患者さまの服用経過と感謝の声
ご来店の患者さまのおすまい
ウチダの田七末とは
当薬局の薬草に
ついて
管理薬剤師の
ひとりごと

特に相談の多い病気
マタニティーブルーと漢方薬
むずむず脚症候群と漢方薬
女性の病気と漢方薬
メタボリック症候群と漢方薬
女性の不妊症と漢方薬
男性の不妊症と漢方薬
高血圧症と漢方薬
更年期障害と漢方薬
高脂血症と漢方薬
月経困難症(月経痛)と漢方薬
糖尿病と漢方薬
冷え症(冷え性)と漢方薬
痛風・尿路結石と漢方薬
子宮筋腫と漢方薬
パーキンソン病と漢方薬
頻尿、残尿、尿もれと漢方薬
浮腫(むくみ)と漢方薬
気管支喘息と漢方薬
肥満症・ダイエットと漢方薬
肝臓病と漢方薬
アトピーと漢方薬
前立腺肥大と漢方薬
にきびと漢方薬
痔(ぢ)と漢方薬
めまい・メニエール病と漢方薬
五十肩と漢方薬
チック症と漢方薬
胆石症・胆嚢炎と漢方薬
ガン・癌(がん)と漢方薬
老人性痴呆(認知症)と漢方薬
潰瘍性大腸炎・クローン病と漢方薬
慢性鼻炎と漢方薬
過敏性腸症候群と漢方薬
ドライアイ・ドライマウスと漢方薬
慢性疲労症候群と漢方薬
書痙と漢方薬
左下腹部痛と漢方薬
円形・脱毛症と漢方薬

代表的な民間薬
漢方薬と聖書
夜のお悩み商品
当薬局の個人情報保護について
ブログ
<漢方タイムズ>
リンク

季節の変化による疾患

風邪 花粉症
冷房病 暑気あたり


◇ トップページ ◇

マタニティーブルーと漢方薬

マタニティブルーとは

 マタニティブルーは産後に起こる気分の変調を中心とした諸症状を指し、ほぼ「産後うつ病」「産後精神病」「産褥精神病」「育児ノイローゼ」などと同義に扱われます。マタニティブルーが起こる明確な原因は明らかにされていませんが、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの急激な減少することが一因であるという説が有力です。これら一部のホルモン減少は出産後は誰にでも起こるものであり、マタニティブルーもまた誰にでも起こりえるといえます。
 マタニティブルーの症状は悲しみ、みじめさ、無気力、絶望感、孤独感、不安感、イライラ感、過度な緊張などのネガティブな精神症状を中心とします。それ以外にも強い疲労感、重だるさ、食欲不振、不眠症、集中力の低下、性欲の低下のような多彩な症状も現れます。

西洋医学的治療法

 マタニティブルーの治療法は通常のうつ病などと大きく変わりません。主には抗うつ薬やカウンセリングを中心としたものになります。しかしながら、授乳中の場合は使用できる薬に制限がかかる可能性があります。

漢方医学的解釈

 出産という「大仕事」を成し遂げた身体は疲労困憊しています。これを漢方医学的に考えると気と血の大きく失われた状態といえます。このような状態を気血両虚と呼びます。
 気が不足すると疲労感、食欲不振、重だるさ、動悸、息切れ、ふらつきなどの症状が現れます。イメージとしては「元気が無い」状態といえるでしょう。さらに血が不足すると不安感や不眠といった精神症状に加えてめまいや立ちくらみ、頭のふらつき、動悸、息切れ、ドライアイや眼精疲労、筋肉のけいれん、生理不順などの症状が現れます。これら気血両虚の状態はほぼマタニティブルーの諸症状を網羅しているといえるでしょう。出産に伴う気血両虚もまた西洋医学的な解釈(女性ホルモンの減少)と同様に誰にでも起こりえるといえるでしょう。その中でも元来、気や血が不足傾向の方は出産によって気血両虚が深刻化してマタニティブルーに陥ったと考えられます。

漢方薬を用いた治療

 マタニティブルーが気と血の不足であるならそれらを補えば良いというのが大まかな漢方薬を用いた治療の大方針となります。気を補う生薬(補気薬)には人参、黄耆、大棗、白朮、甘草などが挙げられます。血を補う生薬(補血薬)には地黄、当帰、芍薬、阿膠、酸棗仁、竜眼肉などが代表的です。したがって、気血両虚と判断できるマタニティブルーにはこれらの生薬から構成される漢方薬が有効といえるでしょう。しかし、実際にはそれだけではなくストレスなどで滞っている気の流れをスムーズにしたりする必要があります。気の流れを円滑にする生薬(理気薬)としては柴胡、枳実、陳皮、半夏、厚朴、香附子などが有名です。血はしばしばストレスによって消耗しやすいという性質もあるのでこの点を配慮した生薬の配合も重要といえます。

最後にひとこと

 マタニティブルーは非常に「今日的な病」といえるでしょう。様々なメディアで産後うつ病の患者数が増加しているというニュースを見聞きします。核家族化が進んだ結果、周囲に子育ての相談ができる両親や親族がいないという状況では誰でも大きなプレッシャーとストレスを受けることは想像に難くありません。旦那様も勤務時間が長く子育てになかなか参加できないとなるとなおさらです。第一子の子育てとなれば夜泣きや授乳、ミルクや食事の準備にオムツ変えと何もかもが初体験のオンパレードです。あまりの環境の激変におかしくならないという方がおかしい(?)とさえ思えてきます。したがって、ストレスをコントロールする意味でも頑張りすぎないことがとても大切です。「60点なら大成功。40点で合格点」という気持ちで100点満点を目指さない子育てをお勧めしたいと思います。
 私が住んでいる東京都豊島区は保健師さんの定期訪問や区民ひろばといった母子で利用できるサービスがいくつかあります。意外と内容も充実しており、積極的に利用することで他のお母さんから情報が得られたり悩みを相談することもできるようです。決して一人だけで悩まず、安心できる「居場所」を探してみてください。
 当薬局ではマタニティブルーの症状が漢方薬の服用によって好転する方がとても多くいらっしゃることから、マタニティブルーと漢方薬とは「相性」が良いと実感しています。是非一度、お悩みの方は当薬局にご来局くださいませ。

上へ↑