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●糖尿病とは
多くは慢性の遺伝病体質で、体内でのインスリンの不足により細胞にブドウ糖を摂り込む事が出来にくくなります。その結果血液中のブドウ糖の値が異常に高くなり、尿にブドウ糖が多く排泄される病的状態を云います。その結果、糖質、蛋白質、脂肪などの栄養素が体内でうまく利用されない病気です。糖尿病になりやすい人は、生まれつきインスリンを作る細胞の働きが弱い傾向にあります。
●糖尿病の現状
日本人の糖尿病の患者数は約700万人で予備軍を含めると1600万人と云われII型の糖尿病(成人発症型糖尿病)はこの50年間で50倍に増加しました。これは成人の6人に1人の確率です。遺伝的体質によるものや、食生活の向上により糖質、脂肪やアルコールの取り過ぎ、運動不足などによる肥満、過度のストレスなどにより増加の一途にある文明病のひとつです。最近では、糖尿病が内臓脂肪型肥満や高血圧、高脂血症と複合して、心筋梗塞、脳梗塞など動脈硬化性疾患のリスクを高めるなど大変やっかいな病気でありますが、食養生、運動、規則正しい生活を心がけて、漢方薬を服用しますと糖尿病の進行をおさえ合併症にもたいへん効果的です。
●糖尿病の症状
※糖尿病はほとんど自覚症状がないのが大きな特徴ですが
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口やのどが渇き、大量の水分を摂る。 |
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頻尿になり量も多い、夜間に何回も尿意を催す。 |
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食欲が旺盛になりいつも空腹感があり、病気が進行すると次第に痩せる様になり、さらに悪化すると糖尿病性昏睡を起し死に至る。 |
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体の疲労感、無気力になり性欲が減退する。 |
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不妊症や月経異常になったり、妊娠時巨大児になる事がある。 |
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体の掻痒感、陰部のかゆみ、化膿しやすく治りにくい。 |
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視力低下、網膜炎、白内障、歯槽膿漏が進行する。 |
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手や足先のしびれや神経痛、こむらがえりの多発など。 |
以上の症状のうちいくつか思いあたる場合は専門医による検査を御薦めします。早期診断、早期治療は治療の鉄則です。そのうえでの漢方薬の服用をぜひお考え下さい。
●糖尿病の分類
I型糖尿病
インスリン依存性糖尿病とも云われ、水ぼうそう、はしか、風邪などのウイルス感染により発症、膵臓のランゲルハンス島β細胞が障害を受けインスリンの分泌が低下するのでインスリンの投与が必要になります。
主に小児期(15歳以下)に突然発症し、重くなる傾向があり痩せた人に多くあらわれます。
II型糖尿病
中年以降の肥り過ぎの人に多く成人発症型糖尿病とも云われます。
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遺伝的要素と肥満による
インスリン非依存性糖尿病ともいわれインスリンの絶対量の不足や、インスリンが作用を発揮する為人体の各細胞の表面にあるレセプターと結びつく必要があるが肥満症の人はレセプターの低下と減少により結果としてインスリンの不足と同じ事になる。 |
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酒飲みの人に多くみられる
インスリンレセプターの感受性の低下によると云われる。 |
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精神的、肉体的ストレスの多い人
血中にカテコールアミンなどの抗インスリンホルモンの増加によりインスリンの作用が低下する。 |
※糖尿病は単一の病気ではなく、種々の原因などが複合的に関与して発症し悪化する複合的な疾患である。
糖尿病になると血糖値が上昇し色々な合併症が現われます
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微小血管障害を起し
目の網膜症や糖尿病性腎症になり進行により失明や人工透析に至る場合も多くあります。 |
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知覚鈍麻などの神経障害の進行
手足のしびれや血行障害による麻痺の進行により壊疽を起し切断に至る場合もあります。 |
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実際にはI型II型の糖尿病には典型的なものは別にしてどちらとも云えない中間型のものがたくさんあります。
また特殊なものとしてインスリンレセプターの異常や、これらの抗体などによる慢性膵炎、クッシング症候群、末端肥大症などもあります。 |
●糖尿病の養生
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特に糖質(炭水化物)や脂肪を控えめにして、肥満にならない様に時間をかけゆっくり良く噛んで食事をするよう。 |
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野菜や海藻など食物繊維を多く摂ると食後の高血糖の改善になります。 |
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3食はきちんと食べる様にし腹八分目とし食事のバランスを心がける。食事療法の目的は、その人の理想体重を保つ様に努力する事にある。 |
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運動不足にならない様に、毎日20〜30分は散歩を心がける。 |
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飲酒はできるだけ控える様に心がけ甘いお菓子、脂っぽいもの、果物の食べ過ぎに注意。 |
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ストレスを貯めない様気分転換を心がける。 |
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過労や不摂生を避け、休養と睡眠を充分に取る。 |
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35歳を過ぎたら健康診断で糖尿病チエックを、空腹時血糖値が110mg/dl以上、HbA1cの数値は1〜2ヶ月間の血糖変化の指標で5.8%以上なら精密検査を受ける事が望ましい。 |
●漢方薬の治療
血糖降下作用などの体質改善薬として、漢方薬では 地黄、人参、石膏、山薬、柴胡、知母、麦門冬、などの配剤された処方が用いられます。
症状や病気の進行状態、体力の程度により多くの処方のなかから漢方的診断にて最適な処方薬を選び決めます。くれぐれも素人診断で処方を決めない様に、漢方薬専門の薬剤師に相談して、気長に続けて服用する事を御薦めします。
不治の病とあきらめず、血糖値や随伴症状も体質改善されますし新薬との併用も可能です。単に血糖値を下げる対症療法でなく、長期服用により進行をおさえ体質改善になります、合併症を防ぐ働きもある病因を正す原因療法です。
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