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【 症状と経過 】
鼻腔内の炎症が慢性化して、常に鼻がつまり、悪化すると鼻汁が粘り黄緑色になり、またのどに回り込み気道を塞ぎ、朝痰がたまる様になる。進行すると副鼻腔炎になり、鼻の症状のみならず、集中力の低下、記憶力の減退などにつながる。
◎鼻づまりは
単純性鼻炎の場合は片側のみまたは、左右交代でつまる。慢性に進行すると肥厚性鼻炎になり常に両方の鼻がつまると口呼吸をする様になり口中が乾燥して咽頭や喉頭、気管や気管支に炎症が起きやすくなり、いびきや睡眠不足の原因になる。また咽頭上部の病気も起こりやすくなり、耳鳴、難聴になる事がある。
難治の場合は鼻中隔湾曲症を併発している事が多く、患部を手術やレーザー治療をするが再発する場合が多い。
◎鼻中隔湾曲症は
鼻中隔が全体としてどちらかに曲がっているもので、おとなの9割にみられ、鼻炎や鼻出血の原因になる場合がある。
◎臭覚異常は
長期にわたり慢性鼻炎が治らず鼻閉が続くと臭覚が鈍くなったり、感じなくなる場合が多くある。
◎鼻漏は
通常、鼻腔は適度の粘液で湿っていますが、慢性鼻炎になると多くは粘性が多い鼻汁になり、強くかんでも簡単に排出できず。
のどに落ち、気管をふさぐ状態を後鼻漏と云う。
◎鼻や周囲の腫痛
急性鼻炎の場合両目の間やこめかみの下、頬の上部が痛むが
慢性鼻炎の場合頭重感が下向きになったり、午後になると強くなる。また鼻腔と上側の歯の位置が近いので虫歯と間違える場合もある。
◎目や周囲の症状
鼻腔の炎症により、目が突出したり、目の動きがおかされ、物が二重に見えたり、まぶたがむくんだり、視力低下をきたす事がまれにある。
◎副鼻腔炎(蓄膿症)
急性副鼻腔炎は
急性鼻炎や風邪をこじらして発症するが、症状は激しく、発熱、頭痛、目の奥の痛み、頬の違和感、濃い膿汁、鼻根部の圧迫感があり、初期に治療せず繰り返すうち慢性副鼻腔炎になる。
慢性副鼻腔炎は
鼻腔の周囲にある副鼻腔が炎症をおこすと、副鼻腔は空洞になっているので患部が化膿して進行し膿がたまる。鼻腔内で化膿が進行すると臭覚が低下して、悪臭のある膿性の鼻汁分泌、臭覚障害、頬部緊張、重圧感、頭痛、胃腸障害などを訴える様になる。
◎鼻茸(はなたけ)
副鼻腔炎で粘膜がむくみ肥厚して鼻腔の中に飛び出た腫れ物を云い、大きくなったり、数がふえて鼻腔を塞ぎ鼻がつまる。
手術にて取り除くが、根本の鼻の治療をしないと再発する場合がある。
【 原因 】
風邪のこじれなどで急性鼻炎を繰り返したり、副鼻腔炎、へんとう炎、アデノイドが原因となり発症します。進行すると蓄膿症に移行するので、初期の内の治療が望ましいです。
初期のうちは点鼻薬で鼻閉は一時的に改善されますが進行すると下鼻甲介の組織が増殖して炎症が残り、効かなくなります。
この病気の原因は複雑で、偏食による栄養のかたより、環境の変化、湿度、アレルギー体質や遺伝的体質なども関係すると云われている。
【 治療 】
鼻腔を洗浄して膿汁を排出して、患部の炎症を取り除くため点鼻薬や内服薬を用い、進行すると抗生物質を併用する事が西洋医学療法では一般的で、症状が慢性で重い場合は手術による治療になりますが、根本からの原因療法ではないので必ずしもよくなるとは限らず再発を繰り返し、根治しにくいのが現状です。
軽度の場合
抗生物質、血管収縮薬、抗アレルギー薬、副腎皮質ホルモンを含む点鼻薬を使用しますが、長期使用するのは好ましくありません。
重度の場合
薬物療法では充分効果が期待出来ないので手術をしますが、再発する場合が多いです。
【 日常生活での注意 】
風邪や鼻炎は初期のうちに治療する様に、こじらすと進行して慢性鼻炎になる場合があります。
汚い指や爪で鼻の穴をほじったり、鼻毛を抜かないように、化膿や出血の原因になります。
鼻をかむ時は片方ずつにして、両方同時にかまないように、中耳炎をおこしやすくなります。
嗜好品の摂りすぎや偏食をさけ、栄養のバランスを考えた食事を心がけるようにする。
【 漢方薬の処方分類 】
| ◎ |
比較的初期で、中等度の体質の人で頭痛、頭重、項肩筋の緊張、肩こりがある。。 |
| ◎ |
慢性で、中等度の体質の人で鼻根部の熱感、鼻閉感が強く、膿性で粘る鼻汁、後鼻漏、臭覚障害がある。 |
| ◎ |
慢性で中等度の体質の人で鼻炎以外に、にきび、慢性扁桃炎、肌荒れで、顔色がどす黒い、青年期に多い。 |
| ◎ |
慢性で、中程度の体質の人で、比較的多量の粘液性の鼻漏、後鼻漏がある。 |
| ◎ |
慢性で、体力中程度の人で、神経質で、みずおちの痞え、胸部の圧迫感、口が粘って苦い、疲労感、手足の冷えがある。 |
| ◎ |
いずれの場合にも該当しないもの。 |
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その他多数の処方があります。 |
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漢方薬の得意分野です。西洋薬で効果がなく手術をすすめられる難治症状の場合でも気長に服用する事により改善される場合が多々あります。軽いうちの漢方薬治療は比較的短期間で改善されるます。それには正しい処方の選択が必要です。 |
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自己判断で漢方薬処方を決めて体質に合わない薬を漫然と服用しても期待した効果が出ないばかりか、まれに副作用がでる場合がありますので専門家に相談の上、根本からの体質改善薬の漢方薬を気長に服用する事により改善されます。 |
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